連載 ICUフェローからのメッセージ
第26回:オーストラリアICU臨床研究体験記
鈴木 崇文
1
1横浜市立大学 医学部 医学科 6年生
pp.502-505
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102200405
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2016年4月から8月末にかけての5か月間,MelbourneにありますMonash Medical Centre(MMC)でICU臨床研究留学を経験させていただきました。本体験記では,オーストラリアのICUの様子や私の研究生活などについて報告いたします。
私がおりましたMMCはMelbourne中心部の東近郊に位置するMonash Universityの附属病院です。本院は総ベッド数640床のうちICU 26床をもち,さらにchildren hospitalとsurgical hospitalが併設された大規模病院であり,Melbourneの東側の医療を一手に担っています。このたびの留学では,横浜市立大学医学部 生体制御・麻酔科学 高木俊介先生にMMCのYahya Shehabi教授をご紹介いただき,彼の率いるcritical care research teamのリサーチフェローとして,ある前向き研究の立ち上げ段階から参加させていただきました。このShehabi教授は,高木先生がSydneyに留学されていたときのボスであり,early goal-directed sedationなど集中治療領域でインパクトの大きい研究を多く手がけていらっしゃる方です。
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