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え?知らないの?IABPの使い方
髙𣘺 由典
1
1杏林大学医学部付属病院 臨床工学室
pp.132-136
発行日 2014年1月1日
Published Date 2014/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100633
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大動脈内バルーンパンピングintra-aortic balloon pumping(IABP)は,今日,左室補助目的で最も広く用いられている補助循環装置である。しかし,適切に使用しないと十分な補助効果が得られないばかりか,むしろ逆効果となる可能性がある。したがって,IABPの効果の機序,補助効果に影響を与える因子を十分に理解することが重要である。
本稿では,IABPで適切な補助効果を得るための注意点について述べる。なお,IABPの基本的な適応・禁忌・合併症については,Intensivist誌の既刊号に掲載された「IABP/PCPSの使い方:あくまで“補助装置”であることを念頭に,適応となる症例を的確に判断する」*1を参照していただきたい。
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