特集 不整脈
7.集中治療における特殊病態と抗不整脈薬の選択
(1)抗不整脈の薬物動態と特殊病態での注意点
伊藤 大樹
1
Hiroki ITO
1
1Chicago Loyola大学病院 循環器科
pp.839-846
発行日 2009年10月1日
Published Date 2009/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100128
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本稿では抗不整脈薬の薬物動態学pharmacokineticsについて述べる。はじめに一般的な薬物動態学について総括し,次いで各抗不整脈薬のそれについて論ずる。なお,薬物動態学総論については薬理学および心臓電気生理学の成書1~3)を参照しまとめた。各論については加えて,その他文献4~9)を参照した。最後に,各薬物の薬物動態をベースに,特殊病態における抗不整脈薬の選択,投与量をどう考えるかをまとめる。
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