徹底分析シリーズ 声門上器具さいこう
声門上器具は最高—使えば使うほどに良さがわかる
中西 俊之
1
Toshiyuki NAKANISHI
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科 麻酔科学・集中治療医学分野
pp.1168-1171
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202395
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声門上器具は最高である。まず,筋弛緩薬もレミフェンタニルも喉頭鏡も必要ないため準備が楽である。また,呼吸数をみながらフェンタニルを滴定することで,適切な鎮痛レベルで穏やかな覚醒が得られ,楽である。患者にとっても喉の症状が少なく,楽である。それでいて,困難気道時には非常に頼りになる武器ともなる。この“最高”な声門上器具をうまく使うために,できれば声門上器具ファーストで日頃の麻酔計画を考えてみてはいかがだろう。
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