徹底分析シリーズ 手術室での曝露の危険
挿管・気道操作によるエアロゾル曝露のリスク—COVID-19 up dateも含めて
出井 真史
1,2
,
中川 雅史
2
,
野村 岳志
2
Masafumi IDEI
1,2
,
Masashi NAKAGAWA
2
,
Takeshi NOMURA
2
1横浜市立大学附属病院 集中治療部
2東京女子医科大学病院 集中治療科
pp.1198-1205
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202136
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新型コロナウイルス感染症coronavirus disease 2019(COVID-19)のパンデミックに伴い,気管挿管・抜管など気道操作時の感染対策がさまざまに議論されている。本稿ではCOVID-19患者に対しての挿管・抜管時の望ましい対策について,2021年8月時点での最新の知見をまとめた。またCOVID-19の患者に対する高流量鼻カニュラ酸素療法high flow nasal cannula oxygen therapy(HFNC)と非侵襲的陽圧換気noninvasive positive pressure ventilation(NPPV)の現時点でのエビデンスと各国のガイドラインの推奨,さらにこれらの呼吸療法を行う場合の周囲への安全性についても解説したい。
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