徹底分析シリーズ 硬膜外さいこう—私の“こだわり”の硬膜外麻酔
超音波の力を借りて最小の侵襲で
森本 康裕
1
Yasuhiro MORIMOTO
1
1宇部興産中央病院 麻酔科
pp.830-832
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202056
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別稿で述べたように私は硬膜外再考派である。しかし,大きな開腹が必要な胃全摘術や膵頭十二指腸切除術では依然として硬膜外鎮痛は必要である。少ない症例でいかに硬膜外麻酔の技術を身につけるのかは今後の課題である。一方で,手術室の効率的な運営が重視されるようになり,初心者が上級医の指導のもとでゆっくり穿刺している時間はない。できるだけ短時間にマスターできる胸部硬膜外穿刺について解説する。
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