温故知鍼灸〜目に見えない世界を覗く〜
4 母と子2—火を消そう
郷家 明子
1
1明クリニック
pp.1132-1134
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201814
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身体の中の火
マッチ棒に火をつけたことは,誕生日ケーキのロウソクに火をつけるためだったり,お線香の火をつけるためだったり,誰しも経験があるでしょう。マッチ棒の先端に火をつけると,思いのほか早く先端から軸に火が移り,やけどしそうになって慌てて手から離してしまい,結局もう一本擦る羽目になったりします。
今回は身体の中に火が燃え上がってしまった時の消し方についてお話します。鍼灸治療によって「火消し」をするなんてあたかも消防士のようですね。
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