症例カンファレンス
左不全麻痺を有する認知症患者の骨接合術
五代 幸平
1
,
中澤 健二
2
,
相川 勝洋
3
,
田中 暢洋
3
,
酒井 規広
4
Kenji NAKAZAWA
2
,
Katsuhiro AIKAWA
3
,
Nobuhiro TANAKA
3
,
Norihiro SAKAI
4
1鹿児島大学医学部 麻酔・蘇生学講座
2中通総合病院 麻酔科
3北海道大学病院 麻酔科
4総合大雄会病院 麻酔科
pp.415-430
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201371
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左不全麻痺という神経学的異常を有する患者に対する麻酔法を選択するうえで,何を基準とするかが今回のテーマである。特に今回は,認知症のために詳細な神経学的評価が困難という,判断の難しい状況を想定した。
高齢化が著しい日本では,多くの施設で同様の症例を経験する可能性がある。脊髄くも膜下麻酔および全身麻酔ともにリスクを有する患者に,どのように麻酔法の選択を行うか,3施設にPLANを立ててもらった。
読者の施設ではどのような周術期管理を行うか。また,選択した麻酔法でうまくいかなかったとき,どのようなバックアッププランを準備するのか。ぜひとも一緒に考えていただきたい。
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