症例検討 予期せぬICU入室 2
長時間脳外科手術後の抜管—いつするか,どうするか
古賀 麻美
1
Mami KOGA
1
1宇部興産中央病院 麻酔科
pp.1114-1118
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201000
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症例
49歳の女性。身長155cm,体重60kg。後頭蓋窩の髄膜腫に対して頭蓋内腫瘍摘出術が予定された。全静脈麻酔(TIVA)で導入し,気管挿管は問題なく施行できた。腹臥位にして手術を開始し,出血量600g,手術時間10時間30分で終了した。出血が多かったこともあり,術中の輸液量は重炭酸リンゲル液2000mLだった。手術終了後,脳外科医は患者の覚醒を希望しているが,患者の顔面は浮腫状である。
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