症例検討 呼吸器疾患患者の周術期管理
間質性肺炎患者の肺切除術—エビデンスの欠如を術者チームとの連携でカバーする
石川 晴士
1
Seiji ISHIKAWA
1
1順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座
pp.982-985
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200969
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例
54歳の女性。身長162cm,体重70kg。皮膚筋炎で膠原病内科フォロー中(on steroid)。間質性肺炎を合併しているが,日常生活には大きな問題なし。Hugh-Jones分類Ⅱ度。胸部X線写真で異常陰影を指摘され肺癌と診断された。胸腔鏡下(VATS)右下葉切除が予定された。全身麻酔+硬膜外麻酔とし,FIO2 0.6で片肺換気を開始したところ,SpO2が99%から88%まで低下した。
Copyright © 2017, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.