症例検討 呼吸器疾患患者の周術期管理
リンパ脈管筋腫症—まれな疾患だからこそ,主治医との連携と麻酔科医としての知識・技術が重要
沖田 綾乃
1
,
荻原 幸彦
1
,
内野 博之
1
Ayano OKITA
1
,
OGIHARA,Yukihiko
1
,
Hiroyuki UCHINO
1
1東京医科大学 麻酔科学教室
pp.986-989
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200970
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症例
26歳の女性。身長158cm,体重52kg。気胸と呼吸困難を繰り返し,リンパ脈管筋腫症lymphangioleiomyomatosis(LAM)と診断されている。胸部CTにて,両肺に胸水,小囊胞を多数認め,腹部〜骨盤部CTにて,腎血管筋脂肪腫angiomyolipoma(AML)を合併,腹水の貯留を認める。また,右肺のブラ切除術を2回受けている。今回,腹腔鏡下の右卵巣囊腫切除術が予定された。
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