症例カンファレンス
間質性肺炎患者の肺切除術
桑島 謙
1
,
谷 真規子
2
,
中山 禎人
3
,
酒井 規広
4
Makiko TANI
2
,
Yoshito NAKAYAMA
3
,
Norihiro SAKAI
4
1東京大学医学部 麻酔科学教室
2岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 麻酔・蘇生学
3札幌南三条病院 麻酔科
4総合大雄会病院 麻酔科
pp.943-959
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202085
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間質性肺炎の麻酔管理で特に懸念されるのは,やはり術後急性増悪であろう。
ひとたび急性増悪となると致死率が高いため,周術期管理で可能な限り発症リスクを軽減させることが最も重要である。
しかしながら,質の高いエビデンスが少ないがゆえに,経験的に管理を行っている施設が多いのではないか。
術前のリスク評価はどうしたらよいか,術中,術後管理は何に気をつけたらよいか,経験豊富な3施設のPLANを踏まえて検討していく。
自分だったらどう管理するか考えながら読んでいただきたい。
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