徹底分析シリーズ 呼吸器疾患患者の周術期管理
気管支喘息—入念な術前評価から麻酔計画を立て 手技はていねいに
花崎 元彦
1
Motohiko HANAZAKI
1
1国際医療福祉大学医学部 麻酔・集中治療医学
pp.830-835
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200939
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喘息はポピュラーな呼吸器疾患であり,術前診察で遭遇することも多い。喘息患者の麻酔はこの20年ですっかり様変わりした。その背景には,疾患の概念が変わり日常のコントロールが充実したこと,そして麻酔管理でも各種薬物やデバイスの登場がある。しかし喘息患者は増加,そして高齢化しており,今なおリスキーなことに変わりはない。
本稿では,成人喘息患者の現状および周術期管理について述べる。
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