徹底分析シリーズ 続 痛み治療の素朴な疑問に答えます
気管支喘息患者に星状神経節ブロックや頸部胸部硬膜外ブロックを施行してよいでしょうか
平川 奈緒美
1
Naomi HIRAKAWA
1
1佐賀大学医学部 麻酔・蘇生学教室
pp.370-372
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200831
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星状神経節ブロックstellate ganglion block(SGB)や頸部胸部硬膜外ブロックは,頸部および胸部の交感神経を遮断することにより副交感神経優位の状況となる。気管支喘息の患者では,自律神経のバランスの異常により喘息発作が引き起こされると考えられていたため,以前から気管支喘息患者へのSGBの適応に関しては,賛否両論がある。気管支喘息の病態生理にもとづき,これまでの研究から,これらの施行の是非を検討する。
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