連載 麻酔科医のための3D解剖学講座
3時限目―星状神経節ブロック
西江 宏行
1
,
大塚 愛二
2
1岡山大学病院 麻酔科蘇生科
2岡山大学 人体構成学
pp.366-373
発行日 2011年4月1日
Published Date 2011/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101203
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第1回目の腕神経叢ブロック(斜角筋間アプローチ),第2回目の腕神経叢ブロック(鎖骨上・鎖骨下アプローチ)に続いて今月は,星状神経節ブロック(SGB)に必要な解剖学的知識について,三次元的イメージで再確認する。
SGBは,ペインクリニックで最も利用されるブロックであるが,ある意味,最も難しいブロックだと感じている。成功したと思っても効いていなかったり,嗄声になったりすることもある。きわめてまれではあるが,重篤な合併症も生じ得る。解剖学的知識を頭に入れておくことは必須である。
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