徹底分析シリーズ 非がん性痛に対するオピオイド
日本で非がん性痛に用いられるオピオイドの特徴と使用上の注意点—力価,薬物代謝・動態,副作用など
表 圭一
1
OMOTE,Keiichi
1
1社会医療法人禎心会病院 ペインクリニックセンター
pp.234-239
発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200147
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日本において非がん性痛に対し処方できるオピオド製剤は,2014年12月時点で,弱オピオイドとしてのコデイン(散,錠),トラマドール(カプセル,OD錠),トラマドール/アセトアミノフェン配合剤(錠),ブプレノルフィン(貼付剤)や,強オピオイドとしてのモルヒネ(錠,原末),フェンタニル(貼付剤)である(表1)。「麻薬及び向精神薬取締法」と「薬事法」上の分類として,オピオイドは,「医療用麻薬」,「向精神薬」,「習慣性医薬品」と,それ以外の規制のまったくない薬に分類される。表2に非がん性痛に適応のある各オピオド製剤の法的な分類を示す。
本稿では,これらのオピオイドの特徴と使用上の注意点について概説する。
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