症例検討 よくあるトラブルを乗り越えよう 1
待てない手術患者がインフルエンザに感染していた—麻酔計画はもちろん,感染拡大防止策も忘れずに
上村 友二
1
,
宮津 光範
1
,
祖父江 和哉
1
Yuji KAMIMURA
1
,
Mitsunori MIYAZU
1
,
Kazuya SOBUE
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科 麻酔・危機管理医学分野
pp.158-160
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200127
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症例
5歳の男児。身長111cm,体重18kg。陰部痛を主訴に救急外来を受診した。精査にて精巣捻転と診断され,緊急手術の方針となった。ところがその後,救急外来で施行した迅速検査で,インフルエンザ陽性であることが判明した。患児は,38℃の発熱を認めるが,そのほかに身体所見はなく,胸部X線や血液検査などでの異常所見はなかった。
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