徹底分析シリーズ 痛み治療の素朴な疑問に答えます
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    神経障害性痛(慢性痛)にプラセボ効果はありますか?
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                奥田 泰久
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                新井 丈郎
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                        
                                            
                                                Yasuhisa OKUDA
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                Takero ARAI
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1獨協医科大学越谷病院 麻酔科
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.24-26
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 2015年1月1日
                  Published Date 2015/1/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200094
                
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以前,とある学会で「その結果はプラセボ効果ではないか」と質問された演者が激怒する光景を見たことがある。多くの医療者にとって“プラセボ”という言葉は大なり小なりネガティブな意味にとられることが多いのではないだろうか?現在のわれわれを取り巻く臨床現場では,“医学的根拠にもとづく医療”という考えが先行し,時として医学的根拠がない医療はすべて“プラセボ効果”として片づけられる傾向もなきにしもあらず,そのことが先述の学会での出来事のように,その言葉を投げかけられた医師のプライドをいたく傷つけるものになったのかもしれない。一部の薬物療法以外,ほとんどの治療法(神経ブロック療法,漢方療法,理学療法,心理療法,運動療法など)で質の高い医学的証拠が得られない痛み治療の臨床では,この“プラセボ効果”をどのように認識したらいいのだろうか?

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