症例検討 脊髄損傷患者の麻酔
経尿道的膀胱結石摘出術—強いAHが起こることを考慮し,確実に抑制できる麻酔を
高月 明子
1
Akiko TAKATSUKI
1
1神奈川リハビリテーション病院 麻酔科
pp.1170-1173
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200075
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症例
25歳の男性。身長170cm,体重80kg。8年前に岩場から海に飛び込み,C4完全脊髄損傷。頸椎後方固定術を施行した。現在はC5以下の完全麻痺であり,寝たきりの生活を送っている。今回は経尿道的膀胱結石摘出術が予定されている。%肺活量(%VC)は21%。頸椎の後屈困難。下肢の痙縮は強い。
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