連載 昼下がりの薬膳 食・薬・医
管理栄養士の存在感
木幡 恵子
1
1国立病院機構函館病院 栄養管理室
pp.366-367
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101102100
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はじまりは給食から
最近は,新聞やテレビ,医療専門誌などで管理栄養士の活躍が報じられることが多く,見ていてうれしくなります。
私は昭和50年に栄養士として病院で勤務し始め,栄養士の栄養管理に対する意識の変遷を見てきました。それは,栄養士の専門性が発揮されるようになり,確立されていく推移でもありました。勤務当初は,手書きで献立を作成し,電卓を使って栄養計算を行っていました。そして,食数管理と栄養士本来の業務であるはずの栄養指導は月に数えるほど。その頃は,栄養士の病棟進出と言われた時期でしたが,実際は,病棟訪問が「本日の予定」に特記されるレベルで,今のように病棟に栄養士が頻繁に行くことはありませんでした。
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