特集 保健所の行方に光が見えた
神奈川県の派遣保健婦活動が示したものは
座談会
存在感のあった派遣保健婦—取材を終わって改めて……
宇座 美代子
1,2
,
斉藤 初代
3,4
,
立石 泰子
5,6
,
山口 律子
7,8
1秦野保健所
2琉球大学保健学部
3厚木保健所海老名支所
4神奈川県立看護教育大学校
5鎌倉保健所
6鹿児島大学医学部付属保健婦学校
7平塚保健所
8神奈川県立看護専門学院
pp.291-302
発行日 1982年4月10日
Published Date 1982/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206500
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くっきりと見えた足跡
山口 派遣保健婦を管内に持たない保健所から私達4人が取材者として派遣町村ならびに管轄する保健所へ取材に行く機会を得ました。そして,派遣の保健婦の仕事ぶりを関係者に聞くことで,町や村,保健所にどんなことを及ぼしたか,更に,それが行政とかいろんな面に反映しているということが私達にも実感としてわかってきました。そこで,この取材を通じて私達が感じたことを出し合って,派遣保健婦の活動を通じて,保健所及び保健所の保健婦活動を,自ら問題としてとらえ,考え合っていきたいと思います。
まず,派遣保健婦活動が町や村にどんなことをもたらしたかというところから話を始めましょうか。
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