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コラム:静脈麻酔薬と吸入麻酔薬の併用:理論と現実―効果は相加作用鎮静度のモニタリングは欠かせない
内田 整
1,2
Osamu UCHIDA
1,2
1大阪大学大学院医学系研究科 麻酔・集中治療医学講座
2現 大阪府済生会千里病院 麻酔科
pp.1098-1100
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101970
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鎮静薬と鎮痛薬の相乗作用のように,薬物の相互作用を利用する手法は,日常の麻酔管理で行われている。静脈麻酔薬と吸入麻酔薬も,併用によりそれぞれの特徴を生かすことができれば,麻酔の質的向上に有用かもしれない。しかし,適正でない併用は患者に不利益をもたらす危険性もある。
そこで本稿では,プロポフォールとセボフルランの併用に関して,理論的背景と臨床応用における問題点を述べる。
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