モンペリエ大学ラペイロニ病院での臨床

夏休みを利用して，末梢神経ブロックで世界的に有名な仏国モンペリエ大学ラペイロニ病院を訪問し，研修を受けるとともに情報収集を行った。

　日本では，超音波ガイド下神経ブロックの到来に伴って末梢神経ブロックの人気が高まっているものの，多くの麻酔科医が日常臨床に取り入れるのに苦労している現状がある。古くから末梢神経ブロックが周術期医療の一部となっている仏国の臨床に触れることで，現在われわれが直面する問題に解決策が得られるかもしれない，と期待したのが動機である。