Japanese
English
特集 麻酔
硬膜外麻酔について
On the Epidural Analgesia
西邑 信男
1
,
鈴木 和徳
2
Nobuo NISHIMURA
1
,
Kazunori SUZUKI
2
1日本医科大学麻酔科
2齊藤外科
pp.1037-1042
発行日 1962年10月20日
Published Date 1962/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202982
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はじめに
昭和31年8月アメリカにおける2年半の麻酔科レジデントの生活をおえて,はじめて日本麻酔学会に顔をあらわした.この頃私自身の問題は,いつたい日本に帰つてどんな研究をのばしてゆくかであつた.この第3回日本麻酔学会にも私は静麻の一種であるNeravalの仕事を発表したのであるが,静麻の研究にはものたらなさを感じていた.
丁度この学会に奈良医大の恩地氏等が硬膜外麻酔の仕事を発表され,衆目をあびたのである.私自身アメリカにおいてはあまり腰部の硬膜外麻酔をやつておらず,その頃でもプロカインを使用した仙骨麻酔および持続仙骨麻酔が広く使用されていた.
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