LiSA特別座談会
麻酔科医にとってERASとは何か
落合 亮一
1
,
後藤 隆久
2
,
谷口 英喜
3
,
深柄 和彦
4
,
山田 芳嗣
5
1東邦大学医療センター大森病院 麻酔科
2横浜市立大学大学院医学研究科 生体制御・麻酔科学
3神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部 栄養学科
4東京大学医学部附属病院 手術部
5東京大学大学院医学系研究科 外科学専攻 生体管理医学講座 麻酔学
pp.288-298
発行日 2011年3月1日
Published Date 2011/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101178
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最近,ERAS(enhanced recovery after surgery)やfast-track surgeryが注目を集め,学会などでも盛んに取り上げられるようになってきました。ただ,このERASのプロトコルは,もともとヨーロッパの外科グループにより提唱され,主に結腸直腸手術に用いられた手法で,日本にそのまま適用できるのかというのは議論のあるところです。
本日は,ERASに関連する最近の報告やガイドラインなどを参照し,各施設での取り組みなどをお話いただきながら,麻酔科医がERASをどのように理解していく必要があるのかを考えていきたいと思います。
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