症例検討 「ショック」との遭遇
脊椎損傷,神経原性ショック:求められるのは,慎重さと正確さそしてチーム医療
原西 保典
1
,
佐多 竹良
1
,
井上 義崇
2
HARANISHI, Yasunori
1
,
SATA, Takeyoshi
1
,
INOUE, Yoshitaka
2
1産業医科大学医学部 麻酔科学教室
2三菱電機株式会社高周波デバイス製作所産業医
pp.1124-1128
発行日 2010年11月1日
Published Date 2010/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101078
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症例
57歳の男性。身長170cm,体重65kg。酩酊状態で歩道橋の階段から落ちた。直ちに通行人が駆けつけたが,意識は低下,呼吸はしているが,四肢の動きは認められない。救急車で搬送された。血圧は80/50mmHg,心拍数は60bpm。頸椎(C5)骨折と診断された。頭蓋内病変は認められない。頸椎固定術が予定された。
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