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特集 ショック症状への対応
症状からのアプローチ
失神―神経原性ショック
Syncope:Neurogenic Shock
淺井 精―
1
1聖隷三方原病院救急部
pp.696-697
発行日 1995年8月15日
Published Date 1995/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901583
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■症例1:16歳,男性.
頸部有茎性腫瘤で皮膚科を受診.局所麻酔薬の皮内テストおよび採血をした直後.顔面蒼白,気分不良,脈拍56/分,血圧は触診で58mmHgまで低下する.ショック体位をとり,輸液500m1施行.15分後,脈拍72/分,血圧は102/60mmHgに回復する.アナフィラキシーを示唆する微候(蕁麻疹,喘鳴など)がなく,血液検査などにも異常を認めなかったため,神経原性ショックと診断された.
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