徹底分析シリーズ LMA・声門上器具
私のコツを教えます!
TOKIBO-Ambuラリンゲルマスク アングルタイプ:コツらしいコツはなし!
内田 寛治
1
Kanji UCHIDA
1
1東京大学医学部 麻酔学教室
pp.742-745
発行日 2009年8月1日
Published Date 2009/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100718
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TOKIBO-Ambuラリンゲルマスク アングルタイプは,1983年に英国のDr. Archie Brainらが考案したラリンジアルマスク(LMATM)のコンセプトをより発展させて,形状,使用感に改良を加えたもので,デンマークのAmbu A/S社がデンマークGentofte病院麻酔科准教授のFrank Samsφe Jensen博士らと共同で開発した。ディスポーザブル製品であることも大きな特徴である。
今回この原稿の依頼を受けた時期を同じくして,開発者のSamsφe博士が来日され,会食の機会を得た(図1)。Samsφe博士は開発者らしいキラキラした目で熱っぽくAmbuラリンゲルマスク アングルタイプ*1のよさを語る,人間的にも非常に魅力的な方であった。
私自身はAmbuラリンゲルマスク アングルタイプの使用は1年未満であるが,これは今後適応範囲を拡大できる声門上器具だと考える。ユーザーの一人としての私自身の使用感に加えて,Samsφe博士のコメントを織り交ぜてここで紹介する。
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