症例報告:ペインクリニック受診後に発症した激しい頭痛
硬膜外ブロック時に空気が注入されたと思われる症例
海江田 令次
1
1福岡徳洲会病院 麻酔科
pp.670
発行日 2009年7月1日
Published Date 2009/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100700
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症例
57歳の女性。腰痛のためペインクリニックを受診。外来にて神経ブロック(詳細不明)を受け,30分の横臥ののち,支払いを済ませ,駐車場まで歩いたときに突然,嘔気を伴う激しい頭痛に襲われた。ただちにクリニックへ戻ったが,救急車で近くの救急病院に搬送された。意識は清明であり,本人の意志にて当院への転院を要望した。1週間前に同様のブロックを受けたが,そのときは特に何も症状はなかった。
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