症例検討 吸入麻酔薬:使用時の注意点
長時間麻酔の低流量麻酔:その利点を生かし,患者の要望にもそう経済的麻酔法
安田 信彦
1
Nobuhiko YASUDA
1
1学校法人慈恵大学 経営管理研究室
pp.664-666
発行日 2009年7月1日
Published Date 2009/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100698
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症例
63歳の男性。外傷による腹壁欠損に対して遊離大腿筋膜張筋皮弁による腹壁再建を予定した。身体所見では腹壁の欠損以外に異常は認めなかった。術前の血圧は168/91mmHgで,術前検査で総コレステロール286mg/dL,尿タンパク(+),手術予定時間は5時間だった。患者は脊髄くも膜下麻酔でショック状態になった経験があり,硬膜外麻酔には同意が得られなかった。
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