症例検討 吸入麻酔薬:使用時の注意点
セボフルランの補塡症例:低流量麻酔の加湿・加温性能
平林 剛
1
,
内野 博之
2
Go HIRABAYASHI
1
,
Hiroyuki UCHINO
2
1東京医科大学八王子医療センター 麻酔科
2東京医科大学 麻酔科学教室
pp.650-653
発行日 2009年7月1日
Published Date 2009/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100695
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症例
45歳の女性。身長152cm,体重58kg。腹腔鏡下胆囊摘出術が予定された。術前訪問で,冷気や乾燥した空気を吸うと咳き込むというが,幼少のころは喘息発作をときどき経験したものの,成人してからは明らかな発作を経験したことがないことがわかった。手術当日,麻酔回路の加湿加温器がすべて他の症例に使用され,人工鼻が在庫切れとなっている。
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