連載 Pharmacognomyへの招待
7-Chloro-3-methyl-2H-1,2,4-benzothiadiazine 1,1-dioxide
中木 敏夫
1
1帝京大学医学部 薬理学講座
pp.80
発行日 2009年1月1日
Published Date 2009/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100575
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今月は7-Chloro-3-methyl-2H-1,2,4-benzothiadiazine 1,1-dioxideを取り上げる。
基本骨格は2H-1,2,4-benzothiadiazineである。thiadiazineは硫黄と2個の窒素原子を含む6員環であることを示しており,1,2,4-はthiaが1位に,窒素原子が2,4位であることを示している。2Hは2位が飽和していることを示す。また,benzoとあるからベンゼン環が接して1辺を共有している。これらを満たす構造式は図1aである。
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