今月の主題 リウマチとその周辺
診断
リウマチの関節外症状
斎藤 輝信
1
1東北労災病院リウマチ膠原病科
pp.972-973
発行日 1988年6月10日
Published Date 1988/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221698
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慢性関節リウマチ(RA)の主病変は,関節であるが,貧血,微熱,体重減少などを伴う全身性消耗性疾患である.
本症の関節外症状1)(表1)はきわめて多彩であり,一般にリウマトイド因子高値例に頻発する.また,重症度と比例する傾向にあるが,罹病期間とは関連しない.ときに,関節外病変がRAの前景となり,根底に血管炎が存在する場合,リウマトイド動脈炎(血管炎)を伴ったRA,ないし悪性関節リウマチ(MRA)と呼ばれている.
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