連載 知識をいかに体系化するか
情報の入力と整理33:画面で読むか紙で読むか
諏訪 邦夫
1
1帝京大学幡ヶ谷キャンパス
pp.612-613
発行日 2007年6月1日
Published Date 2007/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100348
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ある講演で,講師の方が電子本の話をされて,「雑誌を紙で読むのはやめて電子版を画面で読むように」と述べられました。聴いていた私は,「そんなのは当たり前」と感じました。けれども,実際にどんな場面で画面だけを使い,どんな場面で紙も使うかを細かく考えたことがなかったと気づきました。それで,今回はこの問題を検討してみます。
パターンを分類してみると,画面でみるだけのもの,時に印刷するもの,さらに印刷情報を積極的に電子化するもの,印刷情報をそのまま使用するものなどに分けられます。以下の記述は,正確に統計をとったのではなくて,自分の行動を観察して分析したものです。
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