連載 知識をいかに体系化するか
情報の入力と整理37:継続させる力
諏訪 邦夫
1
1帝京医学技術専門学校
pp.1048-1049
発行日 2007年10月1日
Published Date 2007/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100448
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「継続は力なり」という際,通常は「継続が生み出す成果」を意味します。それは事実ですが,ここでは逆に「継続させる力」,あるいは「努力させる力」のほうを考えます。きっかけは健康法で,世の中には健康法がいろいろあり,特に私のような高齢者の関心は高いのですが,どんな健康法も短期間に健康になる,瞬時に健康になることはなく,続けねばなりません。続けさえすれば内容は実は何でもよくて,とにかく身体を一生懸命に動かすのが必要なだけです。しかし「身体を動かせ」,「一生懸命やれ」といっても,続けるからこそ意味があるので,なぜ続けるかの要素を考えたくなりました。
きっかけは健康法でしたが,考えてみると「継続が必要」は,学習や趣味一般はもちろん,日常活動全般に広く当てはまります。
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