症例検討 不整脈
高度房室ブロック:経皮的ペーシングを行いつつ,徐脈の原因を検索,必要があれば治療
三浦 邦久
1
,
小泉 章子
2
,
田宮 栄治
2
Kunihisa MIURA
1
,
Akiko KOIZUMI
2
,
Eiji TAMIYA
2
1順江会江東病院 麻酔科
2順江会江東病院 循環器内科
pp.612-615
発行日 2008年6月1日
Published Date 2008/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100121
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症例
78歳の女性。身長150cm,体重44kg。自宅の玄関で転倒し,右大腿骨頸部骨折を起こした。昨年,失神発作を起こしたようであるが,軽度の認知症があり,病歴の詳細は明らかではない。会話は成立しているようにみえる。入院時の血圧は140/70mmHg,心拍数は96bpmであった。検査所見上,ヘモグロビン値9.6g/dL,BUN 25mg/dL,クレアチニン1.2mg/dLであった。
経過
術中,突然徐脈となった。血圧は76/50mmHgであった。
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