特集2❷ ERスタンダード 気道管理—自信がついてきた頃が一番コワイ!
【Part 1】総論
2.「挿管する」と決めたら最初に行う“A”のストラテジー—実臨床では何をどこまで考え,どう備えるか
瀬良 聡
1
Satoshi SERA
1
1広島市立広島市民病院 救急科
pp.906-915
発行日 2025年3月25日
Published Date 2025/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.275835970020060906
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救急外来で行う気道管理は,悠長に構えている暇もなく即座に患者を評価し,自分自身ができる最大値を瞬時に出さなければならない。とりわけ生死を分ける医療行為であるため,ある程度経験を積んで慣れてきたときこそ,きちんと足場を確認しておく必要がある。
本稿では気管挿管が必要と判断したあとの計画,いわゆるABCプランニングの“A(Assessment)”について,実臨床で重要な考え方や判断のポイントを整理する。また,もしもの事態に陥らないよう事前確認,事前準備の要点にも言及する。

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