通信
Swedenだより
萩原 生長
1
1東京医科歯科大学生理学教室
pp.104-105
発行日 1955年10月15日
Published Date 1955/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905856
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そろそろEnglandに向つて出発をしなければなりませんので気忙しく思つています。仕事はcatの事は片附き,今publicationの準備をしています。Lundberg,Dijkgroaf,Pringle Hoyle(Glasgow)からは宿の世話もしてくれるといつてすでにletterが来ています。CambridgeはZottermanがAdrian,Hodghis,Mathewsの3人にletter of introductionをかいてくれるとのことでありがたいと思つています。
一昨日physiological meetingがこゝであつて4人,Mccaun,Cohen,Landgren,Granitが話しました。Granitの話は内容は面白そうなのですが,僕には何を云つているのか(英語でやつたのですが)ちつともわかりませんでした。ところが後できいたところCohenにもわからなかつたとの事,彼の話ではGranitは7ヵ国話で話せるが,そのどれを話しても,勿論スエーデン語で話しても,誰にも何のことだかわからないので有名なのだそうです。僕に君の方がGranitよりはいくらか良いと云うので全く驚いてしました。
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