Japanese
English
報告
蛙の初期発生におけるブドー糖6燐酸々化について
On the dehydrogenation of glucose-6-phosphate durning the embryonal development of the frog
倉田 自章
1
,
田中 孝
1
,
高柳 尹立
1
,
水上 哲次
2
Yoriaki KURATA
1
,
Takashi TANAKA
1
,
Nobutatsu TAKAYANAGI
1
,
Tetsuji MIZUKAMI
2
1金沢大学医学部第二病理学教室
2金沢大学医学部第一外科学教室
1Department of Pathology, Faculty of Medicine, Kanazawa, University
pp.277-278
発行日 1955年6月15日
Published Date 1955/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905832
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- Abstract 文献概要
胚組織の初期発生ことに卵分割の時期の代謝形式を知ることは,細胞の「増殖」「分化」などの機転を知る上にも重要なことであるにちがいない。一般に胚組織では癌組織などと同じように無気的解糖とともに有気的解糖がさかんであるといわれており,ウニ卵ではそのことが定性的に調べられているが1),蛙胚についてはくわしい研究はまだなされていない。筆者等に蛙胚初期発生時の代謝を調べているが,ここではglucose-6-phosphate酸化の消長を中心として得た2,3の結果を報告する。
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