Japanese
English
報告
フェノール類の肝臓切片による硫酸抱合(4)—アニリン,アセトアニリード,フェナセチン代謝の動物差とdihydroxybenzeneアミノフェノールの変化補遺
Studies on Sulfate Conjuation (4) Metabolism of Aniline, Acetoanilide and Phenacetin in Iivers of Different Species, and Supplements for the Metabolism Dihydroxybenzenes and Aminophenols
佐藤 德郞
1
,
鈴木 妙子
1
,
福山 富太郞
1
,
吉川 春寿
2
Tokuro SATO
1
,
Taeko SUZUKI
1
,
Tomitaro FUKUYAMA
1
,
Haruhisa YOSHIKAWA
2
1国立公衆衛生院,栄養生化学
2東大医学部栄養学
1Institute of Public Health
2Dep. Nutrition. Fac. Med., Univ. Tokyo.
pp.274-276
発行日 1955年6月15日
Published Date 1955/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905831
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
ラツテ,うさぎ,いぬ,ねこの肝切片を用いS35-硫酸を抱合させ,ペーパークロマトで展開し,p-アミノフェノール,フェナセチン,アセトアニリード,アニリンの代謝を調べた。
動物間にアセチル化,脱アセチル化の能力に差があり,核酸化の能力にも核酸化の位置にも差のあることを明かにした。従つて図示したように,動物間,基質間に種々異つた結果を得た。
なおDihydroxybenzeneはハイドロオキシキキノールとなり,p-アミノフェノール,o-アミノフェノールはラツテ肝で2,4-dihydroxyanilineとなることが分つた。
Copyright © 1955, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.