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                                論述 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    MucolipidとBial chromogen—組織の医化学
                                    
                                    
                            
                            
                                    
                                    "Mucolipid and Bial chromogen":A  Contribution to Chemical Medicine
                                    
                                    
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                山川 民夫
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                        
                                            
                                                Tamio Yamakawa
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1東京大学伝染病研究所化学研究部
                
                
                
                
                  1Department of Chemistry, The Institute for Infections Diseases, the Uuiversity of Tokyo
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.204-217
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1955年4月15日
                  Published Date 1955/4/15
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905820
                
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- 1ページ目 Look Inside
1.前文
私は1952年本誌(第4巻第3号113頁)に"赤血球のリピド──ヘマトシドとグロボシド—或る研究の記録—"と云う多少キザな題で,始めてから約2年間の私共の業績の概要を考察や感想を折まぜながら記述した。私はつねつね学術論文はその道の專攻学者が読んで役立つ為に出来るだけ詳述して,たとえ,無味乾燥であつても止むを得ないが,本誌の様な雑誌では,論文と錐も,肩の凝らない読物でなければならないと云う意見を持つているので,多少脱線し,時には失敗を打明け,或は自慢話めいてもそれは諒承されるものと信じている。一人の研究者がどんな考えで研究を始め,それが如何なる迂余曲折を経て進展して行くかは,同学の士にとつて,非常に知りたい事柄であるので,鳥滸がましい次第であるが,再び前著の続篇として漫然と書き続けさせて戴くことにする。何らかの御参考になれば望外の幸である。

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