Japanese
English
論述
代謝を中心としたGuanidine体の生化学
The Biochemistry of Guanidine-bodies related to the Metabolism
小田切 美文
1,2
Bibun ODAGIRI
1,2
1日本大学医学部藥理学教室
2中央統計研究所
1the Department of Pharmacology, Faculty of Medicine, Nihon University
pp.158-168
発行日 1954年2月15日
Published Date 1954/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905757
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まえがき
こゝにいうGuanidine-体とは分子内にH2N-C(=NH)-NH-なる所謂Guanidine-核をもつ物質の総称であつて有機体内にはこれに該当する物質として現在までに構造のわかつているものだけでも10指を越えている。
就中ArginineとCreatineはその代表的なものであり,前者は蛋白質の構成分として動植物界に普く分布しており1),又後者は動物体内に於ける内因性代謝産物であるという考えから基礎代謝の標識2)として重要視されていたことは既に周知のものである。
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