〈検査室メモ〉
臨床生化学メモ(V)—蛋白代謝
茂手木 皓喜
1
1東大中央検査部生化学検査室
pp.288-291
発行日 1959年5月15日
Published Date 1959/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905576
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I.血漿蛋白質
血液中の血球以外の成分を血漿といい,この中には種々の形をした蛋白質が7〜7.5g/dl含まれ,生理的に重大な役割を演じている。
血漿蛋白質を大きくわけると,アルブミン,グロブリンおよびフイブリノーゲンの3つである。これらは溶解度のちがいからいろいろの溶媒(大抵は硫酸ソーダ)や電気的操作によつて分けられる。
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