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特集 研究室で役に立つ新しい試薬
糖関連化学物質(試薬)
糖鎖
糖鎖微量分析(螢光標識法)
Highly sensitive analysis of sugar chains
長谷 純宏
1
Sumihiro Hase
1
1大阪大学理学部化学教室
pp.523-524
発行日 1989年8月15日
Published Date 1989/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905380
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螢光標識法は糖(糖鎖)の検出や構造解析を高感度かつ簡素に行うため,糖鎖の還元末端アルデヒド基に2-アミノピリジンを結合させ,螢光性のピリジルアミノ(PA-)糖鎖にするもので1),原理を図に示した。ピリジルアミノ基は螢光性であるばかりでなく,酸水解,アルカリ水解,ヒドラジン分解,スミス過ヨウ素酸酸化,メチル化分析,部分アセトリシスや光に比較的安定であるため,螢光標識したままで少糖の構造解析を行うことができる。
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