わだい
特に微量金属分析のための器具類の洗浄法
野本 昭三
1
Shozo NOMOTO
1
1信州大学医療技術短期大学部
キーワード:
洗浄法
,
ガラス容器
,
プラスチック容器
Keyword:
洗浄法
,
ガラス容器
,
プラスチック容器
pp.1588-1589
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900392
- 有料閲覧
- 文献概要
清浄な器具類をどのようにして手に入れるか,または,いかにして器具を清浄に洗い上げるか,このことが実験の成否を分ける重要な鍵になっていることは,分析化学の分野ではごく基本的な常識といえる.特に微量元素を取り扱う分野では,事の重要性はさらに大きい.
ところで,現在どのようにして器具の洗浄が行われているかというと,ガラス製容器が主体をなしていた古い時代の洗浄法が,伝統的に受け継がれてきているように見受けられる.これは,現在,分析実験法などの教科書を書く立場にある方々が,かつて勉強された時代の教科書を参考にされる場合が多いために起きている現象ではないかと思われる.私もそうした年代に育った人間の一人である.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.