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特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル
抗体の標識
螢光物質標識法
Fluorochrome conjugation
太田 英彦
1
Hidehiko Ohta
1
1浜松医科大学生化学教室
pp.416-417
発行日 1987年10月15日
Published Date 1987/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905031
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螢光色素標識抗体は特定の細胞や抗原を顕微鏡やセルソーターにより検出・選別するためのマーカーとして用いられる。現在は種々の動物由来のIgG,IgMなどにたいするFITC,TRITCなどの標識抗体が市販されているので,間接法を用いる場合は抗体の螢光色素標識を自分で行う必要はまずないし,多量に必要なのでもなければ市販品を使う方が経済的であろう。しかもすでによく知られたFITCやTRITICによる抗体の標識法をいまさらあらためて紹介する必要もないかもしれない。しかし直接法を用いる場合などは自分で標識しなければならないし,種々の記載を比較してみると案外不統一がみられる。
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