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特集 研究室で役に立つ新しい試薬
膜関連試薬
カルシウムチャネル関連試薬
ω-コノトキシン
ω-conotoxin
吉岡 亨
1
Tohru Yoshioka
1
1早稲田大学人間科学部
pp.420-421
発行日 1989年8月15日
Published Date 1989/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905336
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■構造および特性
ω-コノトキシンは最初フィリピンの海岸に棲息するイモ貝(Conus geographs)から抽出された毒の一つでCaチャネルに特異的な阻害剤である。この毒の一次構造は図1(a)に示すように27個のアミノ酸から成るペプチドで,S-S結合が三つあることから図1(b)に示すような2次構造をとっていると推察されている。この毒はしたがって水溶性であり,最近は合成されるようになったので手に入りやすくなった1)。
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