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特集 研究室で役に立つ新しい試薬
活性制御試薬
蛋白質分解酵素抑制薬
コラゲナーゼインヒビター(TIMP)
Collagenase inhibitor (TIMP)
早川 太郎
1
Taro Hayakawa
1
1愛知学院大学歯学部生化学教室
pp.335
発行日 1989年8月15日
Published Date 1989/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905303
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■構造
多くの培養細胞,とくに,線維芽,上皮,内皮,骨芽,軟骨各細胞,血小板,単球/マクロファージ,腫瘍細胞などが産生する分子量30万前後のシアロ糖タンパクである。cDNAのクローニングによってヒトTIMPの一次構造が明らかにされ(図1),前期および後期赤芽球前駆細胞(BFU-EとCFU-E)の分化を促進するEPA(erythroid-potentiating activity)タンパクの一次構造と同じであることがわかった1)。12残基のCysはすべてSS結合を形成している。
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