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特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル
抗体の免疫化学的応用
ゼラチン粒子凝集法
Gelatin particle agglutination test
吉田 勉
1
,
山本 直樹
1
Tsutomu Yoshida
1
,
Naoki Yamamoto
1
1山口大学医学部寄生体学教室
pp.448-450
発行日 1987年10月15日
Published Date 1987/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905043
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動物血球に抗原を吸着させ,抗体と反応させると肉眼で観察できる凝集が生じる。この受身赤血球凝集反応は操作が簡単なことや,測定感度が高いことなどから微量の抗体検出には欠くことのできない方法である。しかし,担体である血球はロット差があることや抗原性を有し,非特異凝集が起こりやすいなどの問題があった。そこで,このような血球に代り得る担体として,安定性および品質性の優れた合成高分子のポリスチレンラテックスやマイクロカプセル,それに天然高分子のゼラチン粒子が開発された。ここではゼラチン粒子を用いたマイクロタィター法による抗体検出について解説する。
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