実験講座
組織化学的技術—その1
宇尾野 公義
1,2
1都立府中病院神経内科
2東京大学脳研神経内科
pp.35-42
発行日 1972年2月15日
Published Date 1972/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902915
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
まえがき
組織化学が学問として,あるいは研究方法として登場し始めたのは1800年の初期である。以来各種酵素,蛋白質,多糖体,脂質,金属などについてあらゆる面からの検討がなされ発展してきた。
最近ではこれら物質のうちとくに酵素組織化学の進歩が目覚しく,新しい証明法が次々に報告され,さらに電顕的組織化学,酵素抗体法,免疫組織化学,autoradiographyの研究,isozymeの証明法など華やかな議論が展開されている。
Copyright © 1972, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.